元々、チェルノブイリの事故では、ウクライナ・ベラルーシを中心に、感染症系の病いも増えたとは、言われていましたが、今回は、福島の事故後の、心筋梗塞と、白血病に関して、被災地を含めた全国21県で、患者の増加率を比較してみました。
DPC登録の全国1774病院から、各自治体で、該当する病気で受診を受けた患者がいる病院は、全て、抽出しました。


事故後、全国的に、あらゆる病気が増えていますが、事故後2年間で、心筋梗塞の方は、全国平均で、41%の伸びがあった中で、個別な都道府県分析では、意外に、福島・宮城は、3割半ばを超えない、低率な伸びになっています。
その中で、1~3位は、千葉、大阪、東京の順で、各々55%前後と、ダントツで、患者が増えています。
都内近郊で、突然死する人が多いと言う話と合いますね。
東京では、50万tもガレキ処理したことも効いているのでしょうか。
それについで、群馬、茨城が続いています。
白血病に関しては、全国では、事故後2年間で、27%の伸びに対して、患者の大都市部や、より低線量地で、治療しようとする、患者の心理的効果も考えないといけないと思いますが、福島県内での病院では、患者数は、横ばいです。
しかし、1~3位の患者増の地域としては、北の地の青森、秋田、北海道が、この順で、5割前後の患者の伸びを記録しました。
4位以下では、大気汚染と1万tの大量のガレキの大量焼却の相乗効果でか、やはりここでも、大阪が顔を出し、群馬、広島が、4割以上の患者の伸びの県として、それに続いています。
山形県での、24年度に来ての前年比4割強の患者増も、気になる処です。
皆様。ご安全に。