ずくなしさん。 いいデータ、ありがとうございます。 こちらからも、警鐘系で、情報があります。 実際、事故後、いろいろな病症にかかる人は、全国的に確実に増えています

が、 厚労省のデータによると、病死者数自体は増えていないのです。

ずくなしさんのレポートを見ると、福島県でも、選挙区で言うと、 1区から5区までの全てで、増えていないことを紹介されましたが、 「本当に、よかったなあ。」と、最初は、純粋に思いました。
でも、よくよく考えてみると、 元々、発症のカーブと病死のカーブは動機すると思っていただけに、 何で、データがここまで、フラットなのか、 と不思議な気分になりました。
発症が増えたと認識した上で、せめても、病死が増えないよう、現場の必死な 努力で、何とか、持ちこたえているのか、あるいは、若干タイムラグを持って、 同様の波が来るのか。。。
次に、今週、分かった事象が下記です。 いつも、私が、参考にさせていただいている専門医ナビ(医療系の新聞社が作っています) が、メインテナンス操作で、一時的に読めなかったのです。
その間、病院情報局(企業が作っています)のデータ http://hospia.jp/ を見ていました。 こちらも、データは取ってあるので、 専門医ナビが復帰した時点で、比べてみましたが、 同じ、厚労省が集めている、DPC登録の全国1770某の病院からの統計を ソースにしていることになっているに、 東大病院の場合も、事故があった平成22年度から23年度にかけ25%、 次年度は、さらに10%、総患者数が増えていますが、 病院ナビの場合は、 http://hospia.jp/Compare/1138814790 を見ていただければ、判るように、 事故など、何も無かったかのように、平成22年度から23年度にかけてが、 月割りの計算ではあるものの、-5%、次年度が横ばいです。 「片方が、大きく+(プラス)で、もう片方が、-(マイナス)なんて。。。  
全然、違うじゃないか?!」の世界ですね。 消化器系・脳神経系・血液系等、疾患別にまとめても見ましたが、 同様に、専門医ナビの方が、データの増減はガタガタ、病院情報局の方で、 事故後は、皮膚疾患だけが、平成22年度から23年度にかけて、34%の患者 増になった以外は、どの疾患も殆ど、増えてはおらず、 寧ろ、減り気味なのです。

東大病院だけではありません。 専門医ナビの方は、福島県立医大病院で、事故後 2年間で、総患者数が67%増

、順天堂大学医院内科の患者増も3倍弱の増と、 非常に高い水準にあり 、岡山大学病院でも47%程度患者は増えている のに、 病院情報局の方は、皮膚疾患が高い比率で伸びてはいるものの、何処の病院も 実数が少ないだけに目立たず、全体的に、緩やかな波を構成していると言って、いいでしょうか。
病院ごとの総患者数も、平成22年度から23年度には、順天堂大学医院で 6%の伸びを達成した以外は、

福島県立医大病院も、岡山大学病院も、

本当に事故があったのか、と思うくらい、横ばいで来ています。 全国の退院患者数も、事故後も、ずっと、横ばいか、漸減傾向に。 データそのものが、 「えっ?東大病院や福島県立医大病院は、2つあるのか?」 と、思うくらい、違いの際立った結果になりました。
また、この中で、病院情報局の方は、何故か、平成22年度を、 同年4~6月分と平成23年度1~3月(事故月)のデータを外し、敢えて、 6か月分として、また、平成23年度分も、敢えて、同年4~6月分を外し、 9か月分にしています。(次年度も含めて、残りは、4月~翌3月の12月 決算です) 厚労省の http://hospia.jp/wp/archives/1085/#3 からのデータを引っ張って来ているとは、言っているのですが、 pdfが、50本以上あるうちの何処を見て、 数字を入れたのか、はっきりしないし、 「何で、期限を中途半端にしたりしたのかも含めて、  これ以上のことは、厚労省に、直接、お聞きください。」 と言われるし。。。
専門医ナビの方は、若干の診断項目 を加えた上で、データのメインテナンスが 終わった時点で、すぐに、再公開して来ていますので、 それなりに、数字には、自信を持っているようには感じます。
教訓としては、試料は同じでも、2つ3つ、いろんなデータを見て、 そのうち、一番、ワーストなデータを参考にするのが、 我々、この世知辛い世の中を生きていくには、当面は、無難かと言う感じがしました。 (ある首相が、「個々人の人命は、地球よりも重い」と言ったのは、“今は、昔”です)
厚労には、病目を前年度のものと同一にした上で、早く、次年度・次々年度の データを出してくれ、と言っておいたのに。
環境省が、IAEA(国際原子力機関)の意を汲んで、 福島の原発が爆発した時点で既に、 「事故による健康被害など無い。」と言うストーリーにしようと、決めていた、 等、揶揄されることもあるので、 一見、福島の事故の影響を消す側に持って来ようとして、 患者数のフォローの時期まで、意図的に操作したかのように疑われる行為など、 (「操作した。」とは言っていない。  本当のデータソースがどうなんだ、と言うことも含め、  疑われてしまう、と言っている) 国民の命に関することで、混乱を招くだけなので、 民間への指導も含めて、やっていただきたくなかったですね。
いずれにしても、各位。 現行、特に東京圏で、体調をおかしくしている人々も目立ちますので、 いろいろと、注意されて下さい。